カンディンスキーはモネに衝撃を受けた。
さて、カンディンスキーの模写をしてみることにしました。
その前に少し小話を。
実はカンディンスキーはモネにとても影響を受けています。
もともとは法律家として活動していたカンディンスキー。ですが、30歳の時にモネの「積みわら」を美術展で見て衝撃を受けました。
そして、なんと法律家を辞め画家に転身してしまったのです!
凄くないですか。
法律家から画家という真逆な転身。
どれだけの衝撃だったのか。
画家になり最初のうちは具体的なものを描いていましたが、徐々に点や丸、三角など具体的な形を示さないものへと変わっていきます。
抽象画へと大きく舵を切っていったきっかけはシューンベルクの音楽だそうです。
1911年1月2日、カンディンスキーは友人たちとコンサートに出かけ、そこで演奏されたシェーンベルクの音楽に大きな感銘を受け、すぐさま彼は『印象Ⅲ(コンサート)』を描く。
それがこちら。
その後、さっそく熱烈な手紙を送り交友が始まったそうです。
カンディンスキー、熱い人ですね。
図形が踊るようなリズム感のある絵。
カンディンスキーの抽象画の源泉は音楽からきていだからなんですね。
というわけで、以前模写をしたモネからの衝撃を受けたカンディンスキー。
なんだか面白い繋がりです。
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